ルージュスティーズ
富田牧場(育成牧場・富田ステーブル/BTC)
馬体重:456キロ
基礎体力の向上と心身の成長を促すことを目的に、昼夜放牧を継続しています。例年以上の暑さ、アブとの戦いなどに苦労した時期もありましたが、休むことなく放牧を続けられたことは、将来の財産になってくると考えています。ハービンジャー産駒らしい緩さもありますが、柔軟性に富む力強い動きは、一見の価値あり。骨格が良く、厚み、深みを保持した馬体は、背腰のラインの美しさも備えています。奥の深さも感じていて、今後、調教を積み重ねながら、さらなる長所が表に出てくるはずです。ハービンジャーの子ですから馬体は見栄えしますね。あとは中身。
ルージュラティーナ
社台ブルーグラスファーム(育成牧場・社台ファーム)
馬体重:470キロ
馬体にゆとりを持たせることも意識しながら、昼夜放牧を継続しています。また、初期馴致も進めていて、サイドレーンを装着してのウォーキングマシン、厩舎棟の廊下を使用した騎乗歩行などをおこなっています。馬格があり、胸部、トモの厚みも十分ですが、重苦しいところはなく、しなやかさも感じる、伸びやかな動きを見せています。決して勝ち気なタイプではないのですが、仲間たちからの信望が厚く、優れたリーダーシップを発揮しています。奥も深そうで、今後の成長が楽しみな素質馬です。今のところエースと目してるのがこの馬、母同様馬格があります。
レッドアーネスト
吉田ファーム(育成牧場・ヤシ・レーシングランチ)
馬体重:390キロ
夏負けの兆候もなく、とても元気に昼夜放牧を継続しています。ここに来て、肩周辺など、必要な部分に良質な筋肉が付いてきて、動きの力強さも増してきました。元来が、身のこなしが軽く、躍動感に優れたタイプ。まだ気が早いかもしれませんが、将来的にはマイル戦線を主戦場に、持続力と瞬発力に富んだスピードを遺憾なく発揮することを、大いに期待しています。まだ体高は低めも、骨格が良く、胸の深み、トモの厚みも申し分なし。子供っぽさも残していますが、気の良い、とても素直な若駒です。スワーヴリチャード産駒はスピードを見せてますからマイラーというのもあり得ます。課題はとにか馬体重、430はほしいところ。