レッドジェノヴァ ~もう少し…あと少し…
父シンクリ、母は私でも名前を聞いたことのあるコロンバスサークル、重賞は勝てなかったもののオープンで好走歴のあった馬です。でもこの馬に出資したのはそれだからではありません。
馬体? 確かによく見えましたよ(何しろこの馬を初めて見たコジシゲ先生が男馬かと思ったくらいですから)。でもこの馬に出資したのはそれだからではありません。なにしろ馬体○ギで有名な父ですからねえ。
ではなぜ申し込んだ? 元Y社会員だったコジシゲ先生だったからです。
この当時東サラは7月募集で固定してましたがこの馬に申し込んだのはもうちょっと後、
なお勢いで競馬場からコロンバスサークル14に申し込んだということはどうかご内密に。
シルヴィがEで新馬勝ちした直後でしたから9月ですね。シンクリの関東牝馬ということであまり人気はなかったようですが10月頃には完売になってるようです。
デビューは2歳11月、ベータナ騎乗で東京のマイル戦でした。後から考えるとアリエナイ選択でしたね(笑)。ここを悪くない競馬で3着とした後、2戦目12月にベータナで勝ち上がります。この時期に勝ち上がったのだから「クラシック」と言いたいところですが2月の昇級戦で5着のあと、あっさり春のクラシックはパスしてしまいます。復帰戦は7月の函館、タケシのアリエナイ逃げで大敗の後F永を挟んでトサキサン登場、しかし2戦連続2着と勝ちきれません。
珍しくトサキサンが福島遠征して迎えた磐梯山特別、私も福島に遠征しました。コジシゲ先生は磐梯山特別か西郷特別かで迷ってたようですが小回りの2600で強い勝ち方してこの馬で初口取り達成でした。
このあと「本格化はまだ先」ということで休養を挟んで4歳初戦の箱根特別、コジシゲ先生は「大箱で2400はどうかと思うが今後のために」と出走させたのですが大敗、この馬が大敗したのはタケシのボケ逃げとこの時だけになります。
気を取りなおして3月の平場2000戦、トサキサンがクビになってヤネはゾエでした。好天の中山競馬場、ゾエらしいイン付きで快勝、これでいったんは準オープンに上がります。
このあたりから先生もエリ女を意識したローテになってきます。降級して迎えた函館の洞爺湖特別、先日函館記念を勝ったマイスタイルを捕まえ切れずに3着、これではエリ女は厳しいかと思ったのですがね。
で…この後しばらくが結局この馬のハイライトになってしまいました。
モレイラを迎えた北海道100周年記念、そしtルメールが当たったWAJS2戦を連勝、一気にオープン入りを果たします。WAJSの時には弥永氏は「大事に使ってきたことがよくて本当によくなってきた」とべた褒めでしたっけ。
この後秋の大目標はエリ女ということでコジシゲ先生はそこから逆算したローテを組みます。選んだのは何と京都大賞典、秋の大レースに向けて一流どころが始動するレースですがこのレースでサトイモの2着とオープンでやれるところを見せます。
この勝利でセシリアにあとわずかなところまで詰め寄ったジェノヴァ、シンクリ牝馬初重賞だとか最高獲得賞金も見えてきました。
そしてエリ女、オペラシチーを別にすれば3度目のG1出走になるのですが初めて人気を背負っての出走(4番人気)、勝てるかも…の期待をもって京都に向かったのですが…ゾエのややまずい騎乗もあって4着、これが3着だったらセシリア抜いてたのですがねえ。
コジシゲ先生によれば本格化するのは5歳になってから、なぜか有馬記念という話もありましたが自重して5歳を迎えます。上期の大目標は重賞制覇…京都記念とかAJC杯とか選択肢はあったかもしれませんが牝限の愛知杯というのはいろいろ言われてますが私はあり得る選択だったと思ってます。このレースミルコの消極的な騎乗で6着と賞金加算に失敗してしまいます。次は中山牝馬Sと思ってたのですがコジシゲ先生は福島牝馬Sに向かうとのこと、ちょっと疑問ではありましたがあまりメンバーのそろわないレースですから確実に勝ちに行ったのかなと。で福島遠征の準備までしてたのですが…
直前になって球節を痛めて回避してしまいます。この後私もそう思ってたマーメイドSへ向けて調整してたのですがまた同じところを痛めたとかで放牧に出てしまいます。この後精密検査で骨の変形+骨折が判明、本格化した姿を見せることなく引退となってしまいました。
クラブHPには出ていないコジシゲ先生のコメント
「ジェノヴァにとって今年を飛躍の年にしようと思っていただけに無念でなりません。会員様にも申し訳ない気持ちでいっぱいです。」
4歳までケガらしいケガをしたことのない馬だったのですが連戦のダメージが蓄積されていったのか最後は500キロオーバーになってましたから大きくなった馬体に脚元が耐えられなかったのか…G1はともかく重賞は時間の問題と思ってただけに…くやしいですぅ。謹慎中 ホントあと300万というところで…
とはいえこぼれたミルクはコップに戻りません。前向いていきましょう。「馬なり」に登場したレッドセシリアでも達成していないWPシリーズ登場ですがこの馬は9で達成しました。それが功績でしょうか。母としてみた場合SS様が4代目になりますからSS様の孫との交配が可能になります。キズナとかトーセンホマレボシとかディープブリランテとか…(苦笑)。個人てきにはやや重い血が多いですからカナロアとかスピード系の血を入れたいところですね。
いつも書いてますが東サラはバイヤーですから山本氏所有牝馬でない限り子が募集されるとは限りません。社台さん、そこは一つよしなに。
| クラブ馬主・その他 | 22:10 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑