レッドウィズダム ~Speaking Words of WISDOM, Let It Be
これだけ現役が長いと申し込んだのもだいぶ過去の話、2014/8頃となってます。そうあの大爆発した年ですね。ロンメルとかサンジェナーロが健在、レイズ君・ヴォルケーノがまだぴちぴちの(?)3歳馬でした。
とはいえ実はこの馬一次では申し込んでいません。
2014.8.3
メイボール13 ♀・父ステイゴールド(戸田)
イタリアンレッド13 ♂・父キングカメハメハ(石坂)
プレシャスラバー13 ♂・父キングカメハメハ(角居)
ヘヴンリーソング13 ♂・父ダイワメジャー(音無)
ダンスーズデトワール13 ♀・父ヴィクトワールピサ(鹿戸)
レリックレーヌ13 ♂・父シンボリクリスエス(西園)
マンドゥラ12 ♀・父New Approach(安田)
さて7頭上げましたが、おそらくイタリアンレッド13は母馬で無理でしょう。プレシャスラバー13はイタリアン13より高値をつけてきましたから自信はあるのかもしれませんが、あの血の濃さでこの値段はちょいと怖いですね。スミイ先生はコーガクバだろうと遠慮なしですから(笑)。最初あげてたプレイガール13はよく見えなかったので、東サラでキンカメはないかもしれません。
最初上げた候補には入ってますがキンカメとBMSペンタイアの血統構成が似ていてたくさんクロスができてるのを警戒してたようです。
結局一次ではイタリアンレッド13(レッドアルバ)に最優先を使ってダンスーズデトワール13(レッドシルヴィ)を一般で申し込んでますが、この年から導入されたハハウマユーセンケンのおかげでイタリアンレッド13は落選(結果的には落選でよかったんですがね)、
2014-08-25
東サラ2次募集スタートの日
イタリアンレッド13を売ってもらえなかったL氏は「次の手」に行くことにしてますが、その馬も「満口間近」の表示がでてましたので、2次募集開幕の電話合戦に参加することに。
申込み開始は昼休みに入る12時からですが万全を期して午前半休を取得、電話合戦に備えます(え? このスチャラカ社員め だって? 真のスチャラカ社員は休みを取らずに電話合戦に参加します(笑))。
待たされること20分、「お! 電話がつながった!」
でも何回コールしてもだれもでません…このチャンスを逃すわけにはいきませんから待ちましたよ。20回くらいコールしたところでやっとオペーレーターが電話を取ってくれました。
確認したところ「次の手」は申し込み可能だそうですので電話で申し込みしまして終了です。
イタリアンレッド13を落とされてハズレ1位での申し込みでした。
これが募集時の写真

馬自体はイタリアンレッド13よりこちらの方がよく見えたのですが、Mr.Prospector3×4(Raise A Nativeも4×(5×5)になる)、Northern Dancer(5×5)×4、Mill Reef5×4、Blakeney4×5と随分クロスがあることと、社台育成でないことを気にしてイタリアンレッド13より評価を下げました。あと某掲示板の情報からこの馬は即満にはならなさそうでしたのでね。
で、改めてプレシャスラバー13ですが、実はイタリアンレッド13より200万円高い値付けになってます。半兄に重賞3勝のナリタクリスタルがいることが売りですが、ナリタクリスタルのあとはあまりパッとした子がいません。調べてみますとナリタクリスタルはノーザンファーム生産になってますから、母のプレシャスラバーもフィックルベリーのようにドナドナされちゃった馬なんですね。
見た感じはキンカメにしては柔らかいかなーと。あと脚長なんですが、岡田総帥によればキンカメは硬いので本来長い距離は持たない、ダービー勝ったのはキンカメが脚長だったから」だそうで、これは好材料と思います。
この後育成は加藤ステーブルだったんですがそこの従業員満場一致でこの世代の一番馬という評、ダービーに出したいというコメントまでついて期待を煽ります。結果としては加藤ステーブル育成馬のレベルの〇さを明らかにしただけであり、さんまのなんでもダービー(古ッ!)すら出走できなかったわけですがね。
馬名がウィズダムと決まりデビュー戦、2015/9でした。
同期同馬主のシルヴィとぶつかってしまいどっちへ行こうか迷ったけどその日プリーメルも出るということだったので迷わずウィズダムの方へ。

おやっと思ったそこのアナタ、そうです。実はデビュー戦は芝でした。この時勝ってるのがスマートオーディンなんですね。
ちなみに中山ではシルヴィがエ(名前を出す価値ナシ)で勝ってまして完全に選択は裏目でしたが。
次も芝で5着、ここでセカスミ先生はダ変を敢行

いっくんを背にダ変一変で追うところなく快勝、これなら日本ダービーは無理でもJDダービーなら行けるのではないかと…
ところがこの後4戦、今は亡きスマートシャレード、ゴールドドリーム、ケイティブレイブといったところに阻まれて勝てません。
やっと勝ったのが2016/4

このレースいきなり出遅れでレースの記憶がありません。これもテキトーに撮ってたらウィズダムが写ってましたというもの。ゴール前で正気に返った時にはすでにセフティーリードでした(笑)。あまり切れる馬ではないですからこの岩田師範とかあとで出てくる膨満とか剛腕のほうが合ってたように思いますね。
この後本気でJDD目指してユニコーンSに向かいます。

「本命馬は?」
「16番レッドウィズダム!」
周辺の観客の頭の上に、「?」が浮かんでましたね。一方6階の指定席でずっこけた者1名…
このおっさんはそのあと自らの予想の正当性を主張しますが失笑がひろがるばかり。
まあシューホの本命よりはましなんですがね(毒)。
さすがにここは家賃が高くて7着敗退、秋に備えて休養します。
ここまでの感じで1000万下なんか楽勝だろと思ってたのですがここから苦闘、常に上位人気になりながら掲示板の下の方が続きます(唯一2着の時は6番人気という)。
翌年、今は亡き「降級」で500万下へ、しかもルメールのっけてさすがに勝てるだろと思いきやそれでも勝てず。これが2017/7でしたが「この後骨瘤だなんだで結局この年は使わず。夏秋全休する傾向はここから始まったようです。

やーーーーっと500万下勝ったのは2018/2、ヤネはツクエ君、さすがに小倉なんで行ってません。実に22カ月ぶりの勝利、この馬がもたもとしてるあいだにゴールドドリームもケイティブレイブモヒロブレイヴもみんな手の届かないところに行っちゃってます。
次の昇級戦は悪くない競馬で5着、そして2018/5/5

これが4勝目、GWを利用して高山に行ってまして結果は高山鍾乳洞出たあたりで知りました。結果知って動画見たのですが「よく勝てたなあ」と。ゴールあと100mくらいのところまで全く勝てそうな感じがないんですよね。膨満の剛腕でした。
これで5歳にしてやーーーっと準オープンに上がったウィズダム、この後小倉を目指しましたが夏負け起こしてしまい小倉から北海道までほぼ日本縦断の旅、夏負けが尾を引いて(馬が中竹厩舎名義で走るのを拒否した説もあり)この年は5/5以降出てません。
ようやく1月に復帰するも大敗、5月まで4戦するも大敗続き、もう6歳だし準オープンでは厳しいのかなーと思い始めました。で、暑いのはダメだからと夏はオヤスミ…とここまでは去年のことがあるから仕方ないのですが、結局この年も5/5以降出走してません。いくら暑いのがダメとはいえ寒くなった11月12月になっても出走しないんですからねえ。
今年入ってマナブーで3戦、マナブーはもっとやりたいようでしたが筋肉の深いところを痛めたとの診断で引退となりました。
勝った時は強い競馬だったし相手が悪かったとはいえもっとやりようがあったんじゃないかなーと思います。それにいくら暑いのがダメとはいえ5月以降12月まで休むってのは休ませすぎかと。この馬とシーリアの扱いでセカスミ先生の評価を考え直しました。まあもう引退ですから先生のところに預託することはないでしょうがね。
最後にモトアザブカラノテガミより
角居調教師「このクラスでも戦えるはずの馬ですが、脚元がすっきりしないなど、なかなかコンディションが上がってこない時期もあり、近走は思うような成績を残すことができませんでした。それでも手綱を取った酒井騎手は前進の兆しを掴んでくれていましたから、年齢的に急激な上昇は見込めないにしてもレースを使いながら本来の走りに近づけていきたかったのですが、このようなトラブルに見舞われてしまって…申し訳ありません。ここまでタフに戦い続けて28戦。豪快な直線一気など4つの勝ち星を挙げてくれましたし、7歳まで本当によく頑張ってくれました。この後は広島県の福山ホースクラブへと考えています。」
逃亡していたセカスミ師の身柄を確保したようで師のコメントです。(苦笑)
ある時期までは「このクラスでも戦えるはず」だったと思いますが長期休養3回でその能力は落ちてしまったようです。
「脚元がすっきりしない」というのは2017年の時のことを言ってるのだと思います。次の2018年は一度は小倉で使おうとして夏負けになったものだからこれもやむなし…ですが夏負けからの回復が12月までかかるものなんですかね。2019年は単に暑さに弱いというだけでやはり5月から12月までオヤスミ、ホントに「レースを使いながら本来の走りに近づけていきたかった」と思ってたんですかね。「厩舎の事情で秋も放置してたので厩舎が空いた時期にバンバン使ってる」というようにしか見えなかったですけどね。まあこの先生で一つよいところは一応引退馬の行先は考えてくれるというところ、この馬もサンクスホースプロジェクトに参加できたようです。
もうちょっとやれたのにという思いもありますが長い間お疲れさまでした。
| クラブ馬主・その他 | 16:03 | comments:0 | trackbacks(-) | TOP↑