ルアンジュ ~天使よ 故郷を見よ
ルアンジュは、千葉・ケイアイファーム在厩。ここに来て右前脚に腫れ、熱感が認められます。精密検査を受けたところ屈腱炎との診断が下されました。今後について調教師と意見を交えた結果、中央競馬の登録を抹消する方針が決まりました。長い間ご支援を下さいまして誠に有り難うございました。
・当地スタッフ 「乗り始めようと思った矢先、どうも右前脚がモヤモヤと。エコー検査を行なったところ、屈腱炎との診断でした。時間が経ってから症状が表に出るケースも。ウチでは跨っていないだけに、恐らく前回のレースで故障したのでは・・・。本当に残念」
今週出走してないアンジュ様が土曜日の更新…こういう時はロクなことがないんですが、やはりその通りでした(>_<)
アンジュ様、屈腱炎発症で急遽引退決定だそうです。
夏に新馬以来の2年ぶりの勝利を挙げてこうやればいいというのが見えてきて、気性もおとなしくなってきてさあこれから…というところでの引退…
くやしいですぅ!
アンジュ様との出会いは3年前の初参加のロード1歳馬見学(当時は募集馬見学ではなかった)ツアー、1歳馬展示の中で1頭目に留まった馬がいた…というところから始まりました。

父マンカフェで胴長に見えたんでステイヤーかなと思っての出資でした。
デビューはそれから約1年後の夏の中京、

アンジュ様と言えばやはりコレ、トレードマークのメンチきり(笑)。「ヴィーヴォの右」と同じで三白眼なんでにらんでるように見えるんですね。ちなみに弟も同じ目をしています。


ここで起きたのが有名な「カワス騎乗拒否事件」(え? 知らない? 次の試験に出ますから覚えておくように)。これをみたL氏はエリカ様にならってこの馬をアンジュ様と呼ぶことにしました(笑)。

いろいろありましたが見事新馬勝ちを収めましたの図。
レクではやはり気性の問題を指摘、当面1400くらいだろうという話でした。
ここでカズヒデ先生は年末の大一番を見据え、また気性の成長を促すため放牧を選択しました。
戻ってきて初戦がファンタジーS(あの「17秒」の日でしたなあ)、ここで惨敗しG1をあきらめ暮れの中京のつわぶき賞へ、ここで5着とし、さあ来年はクラシックにのるぞーと思ったのですが…
ここで2つ目の事件が発生、「カズヒデ謎の放置プレイ事件」。
アンジュ様の三走目はオークスも終わった5/31、4走目はさらに後の8/31、故障したわけでもないのに何してんねん!とカズヒデ先生に非難殺到した時期です。結局この謎の放置プレイについての真相は語らずじまいです(一説にはたまった3歳未勝利馬の処理を優先したからだとか、結果としてこの年カズヒデ先生は大きく成績を落とします)。
転機があったのは7月の函館戦、いつもは中京で乗るカワス君が函館開催だけ乗りに来たため実現したコンビ

カワス君ガッツポーズするの図。
アンジュ様の通過順を見ると11-11-1-1、教科書通りの3角マクリでした。これで直線タレると思ったのですが逆に突き放しましたからね。ルメール神の言葉もあったし、もしかすると誰かさんの見立て通りステイヤーなのかもしれません。が…結果としてカワス君とのコンビもこれが最後になってしまうとはこの時思いもしませんでした。
一息入れて秋初戦の昇級戦、ローカル主戦のカワス君は中央に乗りに来ずヤネは初騎乗のユースケでした。

ユースケは馬に逆らわず途中でハナに立ってしまい、「おいおいマジかよ?」と見てたのですが直線粘って3着、このクラスでも展開さえ合えば…というところを見せます。
ここでカズヒデ先生は中2週で同条件のレースを選択、バルザの消極的騎乗で6着に敗れると、すかさずルメール神を確保して中1週でレースに臨みます。正直少々無理じゃねーの?と思ったんですがね。結果的にはやはりムチャだったと言われても仕方ないでしょうね。

結果的にこれが最後のレースになってしまいました。
この馬について言えば
馬は頑張った、でも先生は…
というところです。もうちょっとうまくやってればクラシックに出れたと思うし、もう1勝くらいはできたと思います。まあそういう先生だからあれだけ預託があったロードから切られてしまったんでしょうが…。
で…1年ばかり早い引退になってしまいましたがなったことはしかたありません。いい子を産んでと願うばかりです(いい子が生まれてもハハウマユーセンケンは行使できませんが(苦笑))

最後の1枚、新馬戦の口取りです。実はこの時も暴れてたのですよ。カズヒデ先生は「アーちゃん、大丈夫だから」と言ってましたね。
| クラブ馬主・その他 | 18:56 | comments:4 | trackbacks(-) | TOP↑